Ubuntu、WindowsにSeleniumで使用するFirefox用のgeckodriverをインストールする【Python】
Seleniumとは?
Seleniumとは、ウェブブラウザの操作を自動化するツールのひとつ。
とりわけ、Pythonライブラリとしても提供されている。(JavaやRuby用のライブラリもある。)
つまり、Seleniumを使えば、Pythonでブラウザの操作を自動化できる。
必要な物は?
Seleniumを使ったブラウザの自動化に必要な物は以下の4つ
- Pythonのコード
- SeleniumのPythonライブラリ(
pip install selenium
でインストールできる) - 自動化させたいブラウザ(今回はFirefoxを使用する)
- Seleniumからブラウザを操作するためのドライバー(今回はgeckodriverをインストールする)
上記図のように、Python上で動作させているSeleniumが、ブラウザを操作する際にドライバーを使う。
Firefoxのインストール
Firefoxをまだインストールしていない場合は下記からDLできる。
https://www.mozilla.org/ja/firefox/new/
ドライバーのインストーラーをDL
公式の下記リンクから、geckodriver-v◯.◯◯.◯-linux64.tar.gz
をダウンロードする。(◯の部分は任意のバージョンを)
https://github.com/mozilla/geckodriver/releases
ちなみに、Windowsで64bitの場合はgeckodriver-v0.32.0-win-aarch64.zip
を、32bitの場合はgeckodriver-v0.32.0-win32.zip
をDLする。
コマンドで動かす時はこうする。
wget https://github.com/mozilla/geckodriver/releases/download/v0.32.0/geckodriver-v0.32.0-linux64.tar.gz
tar -zxvf geckodriver-v0.32.0-linux64.tar.gz
ドライバーのインストーラーを実行
Windowsの場合はDLした圧縮ファイルを展開する。geckodriver.exe
があるので、実行するPythonファイルと同じ場所においておけば良い。
Ubuntuの場合はDLしたら圧縮ファイルを展開し、中に有るgeckodriverを/usr/local/bin/
にコピーする。
sudo cp geckodriver /usr/local/bin/
Seleniumをインストール
後は、ターミナルからSeleniumをインストール
pip install selenium
実際に動かす
このコードを動作させる
from selenium import webdriver
#プロファイルあり、ヘッドレスモードで起動で起動する場合はこちら
#from selenium.webdriver import Firefox, FirefoxOptions
#fp = webdriver.FirefoxProfile("/home/akagi/.mozilla/firefox/vvk4wsb6.default")
#options = FirefoxOptions()
#options.add_argument('-headless')
#driver = webdriver.Firefox(fp, options=options)
driver = webdriver.Firefox()
driver.get("https://noauto-nolife.com/")
print(driver.page_source)
driver.quit()
正常に起動すればインストールは完了
結論
Windowsの場合は以下でも解説がされている。
https://scraping-for-beginner.readthedocs.io/ja/latest/src/0.html
chromedriverのインストール方法も書かれてあるので、FirefoxよりもChromeが使いたい場合はこちらが良いだろう。