【LPIC】リダイレクションとは? 【>と<の違い、>>など】
リダイレクションとは?
リダイレクトとも言う、ファイルの内容を標準入力としたり、標準出力の結果をファイルへ書き込むための機能。
リダイレクションを使った標準入力
例えば、tr
コマンドを使うと、標準入力状態になる。
tr "hello" "Hello"
このようにtrコマンドを使うと、入力した内容を置換して出力してくれる。
では、ファイルに書かれてある内容を置換して出力するには、どうしたらよいか?
ここでリダイレクションが使える。前もって、以下の内容を含んだ、test.txtを作っておく
helloWorld
その上で、以下のようにtr
コマンドを実行する
tr "hello" "Hello" < test.txt
するとこのようにtest.txtの内容が置換されて出力される。
これが、リダイレクションを使った標準入力。
リダイレクションを使った標準出力
例えば、echo
コマンドを使った時、入力した内容がそのままターミナルに出力される。
echo "hey"
この内容を、先程のtest.txtに上書きしたい場合、下記のようにリダイレクションを使う。
echo "hey" > test.txt
これでtest.txtの内容はhey
のみになる。
ちなみに、test.txtの内容を上書きせずに追記したい場合はこうする。
echo "helloWorld" >> test.txt