別のUbuntuにデータを輸送する
別のPCのUbuntuにデータを全て輸送する必要があったりする。
そういう時、手順をまとめておかないと手直しに返って時間がかかる。
よって、必要なデータ移行作業をここに列挙しておく。
準備編
前もって、下記をやっておく(任意)
- サーバー版Ubuntu 20.04のインストールから設定、SSHログインまで【固定IPアドレス、タイムゾーン、bashrcなど】
- 【保存版】Ubuntu18.04をインストールした後に真っ先にやる16の設定
- Linuxでコマンドラインからクリップボードにコピーする【UbuntuもOK】
OS編
Bashの設定とコマンドの入力履歴を輸送する
コマンド履歴の日付フォーマットやaliasなどの記録を全てコピーして新しいUbuntuに適応させる
以下、Bash設定
cat ~/.bashrc | clipcopy
コマンド入力履歴。不適切なコマンドはコピーした後、vimで検索して削除しておく。
cat ~/.bash_history | clipcopy
エイリアス
virtualenvをアクティベートするコマンド
alias activenv="source ./venv/bin/activate"
crontabの設定を輸送する
cat /etc/crontab | clipcopy
wakeonlan送信、Sendgridメール送信等を輸送しておく。
OSに直インストール済みのPythonライブラリを記録する
必要に応じてそれぞれvirtualenvにインストールすれば良いが、一応。
pip3 freeze > requirements.txt
アプリ編
移行後も必要になるアプリ・コマンドの一覧
コマンドの履歴からgrepで絞り込んで確認すれば良いが、一回コマンドを打つだけで移行完了の状態にしたいので、まとめておく。
- wakeonlan
- xsel
上記をまとめる
sudo apt install wakeonlan
sudo apt install vim
sudo apt install openssh-server
sudo apt install python3-pip
sudo apt install nginx
sudo apt install postgresql
#psycopg2用
sudo apt install libpq-dev python3-dev
#以下サーバー版Ubuntuは不要
#クリップボードコピー用
sudo apt install xsel
sudo apt install thunderbird
sudo apt install vlc
#画像ビューアー
sudo apt install viewnior
#ラズパイイメージ作成
sudo snap install rpi-imager
Vimの設定とプラグインを輸送する
vimrcとプラグイン、拡張子ごとにデフォルトで表示させるコードの設定を輸送する
gitコマンドの設定を輸送する
Firefoxのデータを輸送する
プロファイルを特定して、新しいUbuntuに貼り付ける
URLバーにabout:profiles
を入力する。
参照元:https://support.mozilla.org/ja/kb/profile-manager-create-and-remove-firefox-profiles
ThunderBirdのデータを輸送する
同じく、プロファイルを特定して、新しいUbuntuに貼り付ける
Chromeのデータを輸送する
FirefoxやThunderBirdと同様に設定関係を含むプロファイルを輸送
Chromiumのデータを輸送する
VirtualBoxの仮想マシンを輸送する
その他アプリの設定
Nautilusのパスをテキスト表示
gsettings set org.gnome.nautilus.preferences always-use-location-entry true
ネットワーク編
IPアドレスとMACアドレスを控える
ネットワーク設定を記録する
例のファイルに記録するあれ(UbuntuのCUIの時にIPアドレス設定で使うファイル)