UbuntuにSambaをインストールしてファイルサーバー化させる
本記事はプライベート用として運用するため、セキュリティは全く考慮していない。
本記事に倣って作ったファイルサーバーは、LAN内の端末であれば、いずれも自由に読み書きできてしまうので注意。
インストールする
sudo apt install samba
共有ディレクトリを作る
今回はホームディレクトリに作った
mkdir ~/share
chmod 777 ~/share
設定する
sudo vi /etc/samba/smb.conf
を開いて、末尾に下記を記入。UserNameには任意のユーザー名を指定
[share]
path = /home/UserName/share
browseable = yes
writable = yes
guest ok = yes
guest only = yes
create mode = 0777
再起動
sudo systemctl restart smbd
アクセスする
Nautilusを起動して、パス欄に下記を記入
smb://192.168.11.200/share/
HDDを共有フォルダにマウントする
続いて、HDDを共有フォルダにマウントする。まず、ディスク一覧を確認
sudo fdisk -l
今回の私の環境下では/dev/sda
と/dev/sdb1
がHDDということがわかった
それらのディスクを先ほど作った共有ディレクトリのパスにマウントする
予めディレクトリを作った上でマウントしたほうが良いだろう。
mkdir ~/share/sda/
sudo mount /dev/sda ~/share/sda
アンマウントする
間違えてマウントした場合はアンマウントする。dfコマンドでデバイスを特定
df
マウントしているデバイスを特定したら、アンマウントコマンドを実行
sudo umount /dev/sda/
ビジー状態になっている場合、サービス名smbd
を終了させるとアンマウントできる
sudo systemctl stop smbd
先のコマンドでマウントし直して、サービスを再起動させる
sudo systemctl restart smbd
起動時にディスクをマウントさせる
/etc/fstab
に起動時にマウントするように書いておく。
/dev/sda /home/UserName/share/sda ext4 defaults 0 0
/dev/sdb1 /home/UserName/share/sdb1 ext4 defaults 0 0
UUIDを指定してマウントしたい場合、各ディスクのUUIDを確認して
sudo blkid /dev/sda1
sudo blkid /dev/sdb
このように指定する。
UUID=b7f7e47d-adee-4991-8631-65963bda99e2 /home/UserName/share/sda ext4 defaults 0 0
UUID=117b5be9-cc41-4670-b2f4-57413506025c /home/UserName/share/sdb1 ext4 defaults 0 0
ちなみに、最後の5列目と6列目はdumpコマンドでバックアップ対象になるかどうか、起動時にfsckコマンドでチェックを行う際の順序を指定している
- 参照1: https://atmarkit.itmedia.co.jp/flinux/rensai/linuxtips/756fstabnum.html
- 参照2: https://qiita.com/kakkie/items/768fa330f1e1832b702c
補足
iOSのVLCアプリでアクセスできない
ネットワークからファイルサーバーの名前が表示されているので、ユーザーに『Anonymous』と入力すれば入れる。
これはVLCアプリの問題。